¥28,000
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型からあふれ出た磁土を焼き固め、サイアノタイプで写しとった作品。
「耳」というモチーフを通じて、見過ごされがちなものを浮かび上がらせます。
【仕様】
* 技法:サイアノタイプ(手塗り・手現像)
* 紙:光沢印画紙(手作業により感光液を塗布)
* 額装サイズ:外寸 約420×320×43mm(UVカットアクリル使用)
* サイン・制作年入り(裏面)
* エディション:なし(すべて一点ごとに個体差あり)
一見すると、青のなかに白く浮かび上がる有機的なかたち。
しかしそれは、「型」からあふれ出し、こぼれ落ちたもの——
規格外でありながら、強く存在を主張する造形です。
私は、この“あふれた土”に惹かれました。
整った器ではなく、予定外に生まれたそのかたちに、偶然性の美しさや、どこか愛おしさのようなものを感じました。
当初は「大村焼の耳」と呼びながら、型からこぼれ落ちた存在について考えていました。
本作を初めて発表したのは、京都・豊国神社の耳塚の近くでした。
それをきっかけに、「耳」というモチーフをより強く意識するようになりました。
「耳」は単なる聴覚器官ではなく、切り落とされた端や社会の枠からこぼれ落ちたものの象徴でもあります。
この作品では、「耳」のような存在を通して、周縁に置かれたものや見過ごされてきたものを、光ですくい上げようとしています。
本作は、《大村焼》の鋳込み工程で型からあふれ出た磁土を焼成し、 その造形をサイアノタイプ(青写真)技法で印画紙に定着させたものです。
サイアノタイプは、感光液を塗った紙に像を置き、紫外線で焼きつける古い写真技法です。
光が当たった部分は青く、遮られた部分は白く残ります。
この技法によって、「型からこぼれ落ちたかたち」が紙の上に静かに浮かび上がります。
周縁に置かれたものや見過ごされてきたものに光をあてる——
「耳」との対話の中から浮かび上がるように生まれたこの作品を、ぜひお手元でじっくりとご覧いただければ幸いです。
【一点ずつ異なる仕上がりについて】
本作品は、すべて作家自身が光沢紙に感光液を手塗りし、太陽光によって現像しています。
そのため、ムラ・濃淡・輪郭の出方などに個体差がありますが、それぞれが世界にひとつだけの作品です。
掲載している作品画像は一例であり、実際にお届けする作品は一点ものとしての個体差をお楽しみください。
【お届けと対応について】
* ご注文から約7〜10日以内に発送いたします。
* 梱包には細心の注意を払ってお届けします。
* 万が一「大きくイメージと異なる」と感じられた場合は、到着後3日以内にご連絡ください。同シリーズ内での交換相談にも対応します。
【備考】
* 同じ図像でもそれぞれ仕上がりが異なるため、エディションは設定していません。しかし、作品は在庫限りで販売終了いたします。次回制作は未定です。
* 額装込みの価格となっております。
* モニター環境により実際の色味と異なって見える場合があります。